静かなる京都の名刹「総本山 智積院」/夏季限定の「利休好みの庭」と伝わる名勝庭園と精進料理を堪能する特別食事プランの販売開始:2024年8月1日(木)~9月30日(月)

智積院茶寮 桔梗では、夏の京都を楽しむための大人向けの拝観付きお食プランの販売を開始したことをお知らせいたします。夏の京都は、静けさと美しさが共存する特別な季節です。ゆったりとした静寂の中で、心を落ち着け、過ごすひとときは、日常の疲れを癒し、新たな活力をもたらします。

ゆったりとした静寂の中、心を落ち着け、日常の疲れを癒し、新たな活力を与えてくれるでしょう。

名勝庭園 ライブカメラ:https://www.youtube.com/live/XuGx8GTHiMI?si=xtMdAgviuooUx8

特別公開の宸殿は、賓客を迎えるための建物で、2025年に没後50年となる京都画壇の巨匠・堂本印象が金地に豊かな色彩で描いた「婦女喫茶図「松桜柳)の図」などの襖絵が飾られています。

ゆったりとした静寂の中、心を落ち着け、日常の疲れを癒し、新たな活力を与えてくれるでしょう。

名勝庭園 ライブカメラ:https://www.youtube.com/live/XuGx8GTHiMI?si=xtMdAgviuooUx8

特別公開の宸殿は、賓客を迎えるための建物で、2025年に没後50年となる京都画壇の巨匠・堂本印象が金地に豊かな色彩で描いた「婦女喫茶図「松桜柳)の図」などの襖絵が飾られています。

智積院について

総本山智積院は、真言宗智山派三千ヵ寺の総菩提所・総祈願所で、京都東山(JR京都駅よりバスで約10分)に位置します。その智積院には、数々の伽藍と多くの貴重な文化遺産があります。

特に長谷川等伯(1539-1610)とその弟子達によって描かれた「楓図」「松に立葵図」や等伯の長男・久蔵の作とされる「桜図」は、桃山時代を代表する障壁画であるとともに、日本が世界に誇り得る第一級の絵画です。

また、大書院東側の名勝庭園は、桃山時代に造られた庭園で、中国の廬山を形どって作られた利休好みの庭として有名です。

智積院公式HP:https://chisan.or.jp/

お食事は「智積院茶寮 桔梗」にて「精進料理」を堪能

料理人が丹精込めて仕上げる一品一品は、味覚だけでなく視覚でも楽しめる繊細な美しさが特徴です。心身ともに浄化されるような食事体験が、ここ智積院で実現します。

四季折々の美しさを誇る庭園を鑑賞したあとは、伝統的な精進料理とともに贅沢なひとときをお過ごしいただけます。

プラン概要

期間:2024年8月1日(木)~9月30日(月)

料金:5,000円(税込)

予約:2名様以上、2日前まで

プランに含まれるもの

・智積院茶寮 桔梗でのお食事(精進料理)

・拝観(名勝庭園・宝物館・宸殿)

・お土産

ご予約・お問い合わせはお電話で

TEL:075-551-8108

 

※すべての写真はイメージです。

収蔵宝物館

2023年4月にリニューアルした収蔵宝物館では、長谷川等伯一門による国宝障壁画の公開を行うほか、智積院が有する約8万点の収蔵品(宝物や高僧の著作など貴重な古文書)の一部を季節に合わせ順次、公開しています。

※展示品は変更となる場合があります。

智積院茶寮 桔梗

住所:〒605-0951 京都府京都市東山区東大路通七条下る東瓦町964番地 智積院会館 内

電話:075-551-8108

営業時間:11:00~20:00 (料理L.O. 19:30 ドリンクL.O. 19:30)

席数:44席

アクセス:京阪七条駅より徒歩10分/市バス 東山七条下車 徒歩3分

URL:https://saryo-kikyo.com/

京都の観光地は賑わいを見せていますが、静かで心休まる場所をお探しの方にぴったりのスポットが智積院です。知る人ぞ知るこの名刹はゆったりとした時間を過ごすことができます。

伝統的な精進料理

日本で伝統的に食される料理の一つに「精進料理」と呼ばれるものがあります。精進料理とは、肉や魚を一切使わず、仏教と深く結びついた料理を指します。「精進」とは仏教用語で、美食や肉食を避け、質素で精神修行を促すという意味を持っています。そのため、精進料理は修行の一環として発展してきました。

精進料理に使われる食材は、一般的に「精進物」と呼ばれるものに限られます。精進物とは、肉や魚介類を含まない植物性の食材を指し、具体的には野菜、海藻、豆、木の実、果実などが該当します。もともとは修行僧の食事として提供されていましたが、現在では四季折々の旬の食材を楽しむことができる健康食として、広く人気を集めています。

精進料理の伝来

精進料理が日本に伝わった背景には、中国から仏教が伝来した際に一緒に伝わったとされています。平安時代には、現在の精進料理の原型とされる食事が既に存在していましたが、当時は今のように厳密な決まりはなく、魚や鳥などを完全に禁止するものではありませんでした。しかし、鎌倉時代に入ると、肉類を一切食べないという厳格な規定が少しずつ定着し、現在の形へと広まっていったとされています。

仏教では、料理の準備や調理、食事中のマナーや作法、さらには後片付けに至るまで、すべてが修行の一環であると考えられています。この考え方のもとで、食事に対する敬意、整理整頓、食材の大切さ、そして食べる人の立場に立つことが重要視されています。調理方法としては、生、焼く、煮る、揚げる、蒸すの5つが基本とされ、味付けも苦味、酸味、甘味、辛味、塩味の5つに対し、素材の持ち味を生かすために薄味にすることが基本です。

食事の作法

精進料理には、食べる際にも特有の作法があります。宗派や時代によって異なる部分もありますが、基本的な作法を覚えておくことが重要です。まず、食べ物を口に入れたら箸を置き、音を立てずに食べることが求められます。これは、目の前の食べ物に対して集中し、心を込めて食べることが修行の一環とされているからです。姿勢を正して座り、食器は両手で丁寧に扱うことで、食事の所作が美しくなります。

食べ終わった後は、器にお湯やお茶を注いで飲み干し、器をきれいにし、残ったお米まで無駄にせずに食べることが推奨されています。このような作法を守ることで、食事に集中し、素材の味を堪能することができるとされています。

使わない食材

精進料理には、使用が禁じられている食材がいくつかあります。まず一つ目は動物性の食材です。肉や魚介類、卵はもちろんのこと、牛乳やチーズなどの乳製品も動物から得られるものであるため、使用してはいけません。二つ目は、強い臭いを持つ野菜です。にんにくやニラ、ネギなどがこれに該当し、特にうなぎの仲間も含まれます。これらの食材は、欲望や怒りの心を引き起こすものとされ、禁じられています。

精進料理を気軽に楽しもう

精進料理は、日本の伝統的な料理で、肉や魚を使わず、植物性の食材を中心に作られています。仏教の教えに基づいた厳しい決まりや作法がありますが、最近ではもっとリラックスして楽しむことができるスタイルも増えています。

ポイントはシンプルさ
精進料理の魅力は、シンプルな食材を使い、素材の味を引き出すことにあります。特別な準備が必要なわけではなく、日常の食事としても取り入れることができます。

基本的な作法も簡単に
食事の作法は、心を落ち着け、食事を楽しむためのものです。音を立てずに食べる、姿勢を正す、食器を大切に扱うといった基本的なポイントを押さえれば、自然と美しい所作が身につきます。

どなたでもどうぞ
精進料理は、ベジタリアンや健康志向の方にもぴったり。特別な場所や時間を必要とせず、自宅でも気軽に楽しめます。季節の野菜やお豆腐を使って、心と体に優しい一皿を味わってみませんか?

一度試してみてください
決まりごとにとらわれず、自分なりに精進料理を楽しんでみましょう。きっと、新しい発見や豊かな食の時間が待っていますよ。