根來寺を開創した覚鑁(かくばん)上人が、お供えされていた野菜を使って振る舞ったとされている「かくばん汁」。
具材は根菜(大根・ごぼう・人参・蓮根・)のお野菜を使用しています。
智積院も新義真言宗、興教大師覚鑁さんの法灯を伝えています。同じ真言宗で豊山派、智山派と一山の総帥として派を構えていますが、その教学や密教理論の差などボクたち門外漢には理解の外ですが、いかに寺勢が凄いかは両山とも広い寺地を有していること。方や山容を抱え込み、方や街中で覇を誇り相当な寺勢を感じます。
高野山から和歌山、そして京都へ・・智積院の歩みを今に伝える〝根来汁〟。
明王殿のお不動さまにお供えされお加持された「あずき」を散らした温かく優しいひと椀。智積院ならではの落ち着いた朝をご用意しました。